
「ダブル・イニシアチブ」 甲斐よしひろ

Re: 「ダブル・イニシアチブ」 甲斐よしひろ
| 投稿日 |
: 2011/11/24 16:14 |
| 投稿者 |
: 久保田r |
| 参照先 |
: |
1986年甲斐バンド解散後から展開していたソロ活動期間中にリリースされたソロ初にして唯一のライブ・アルバム。1990年10月5日の新宿厚生年金会館の収録をメインとし、本牧アポロシアター、日清パワーステーション、鹿児島文化センターでの収録のものも含まれている。
甲斐バンドのライブ・アルバムを気に入っていた私は、ソロとなっても当然ライブ・アルバムを欲しており、このアルバムのリリース情報をキャッチするや勢い込んで予約したのを覚えている。
アルバムの構成は、従来のようにステージをそのまま収録しているわけではないので、1曲目から順に聴いて行って徐々にボルテージを上げていくという仕様ではないが、演奏曲を抜粋しながらもコンパクトに構成を築いているので、試みとこだわりが入り混じったなかなかに興味深いアルバムに仕上がっているように思う。甲斐バンドとは明らかに異なる音の響きと、それを意識したアレンジが行われており、これまでにもその先にも今日に至るまでにおよそ耳にしたことがないような大胆な試みに満ちた、ある意味スリリングなステージとなっていて興味深い。この頃のソロ活動期は、大人の色気が漂う歌詞と楽曲が多く、全体的にその線を受け継いだセクシーな色香の漂うライブ・アルバムとなっている。ベースの渋い低音が深みのあるコクとなり、ギターの巧みな音色がストイックなキレを表現していてなんとも色っぽい。大人のためのロックとバラードが、しなやかに見事にライブで表現されている。音に身を任せてスイングしたくなるようなそんなサウンド。
私的には、(6)「ブルー・シティー」(8)「エゴイスト」(11)「スウィート・スムース・ステイトメント」の3曲が入っていることが嬉しい。(4)「カーテン」と(7)「マッスル」は、本当にセクシーかつ色っぽいアレンジとなっていて思わずドキドキするほど。(9)「千鳥橋渋滞」は、チューリップの曲のカヴァー。(10)「機関車」は、小坂忠さんのカヴァー。

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