
「U−571」
| 投稿日 |
: 2001/03/09 22:32 |
| 投稿者 |
: Excalibur |
| 参照先 |
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「潜水艦映画に外れ無し」とはよく言われることであるが、この作品も期待に違わない。
時は第二次大戦の最中、独軍の暗号器<エニグマ>を奪取すべく指令を受けた米潜水艦は、故障して停泊中のUボートへ向かう。物語自体はフィクションだが、<エニグマ>をめぐる攻防は史実を踏まえ、また考証にも力を入れて潜水艦内部の再現にもこだわりを持って臨んでおり、その緻密さが画面に緊迫感を増している。
だが、この作品は単なる戦争映画にとどまらず、リーダーの資質というものを問い掛けた人間ドラマでもある。
主人公マシュー・マコナヘイは、人情味あふれ部下からも慕われている一方で、早く艦長になりたいという野心を持った副長。推薦がもらえずに昇進できなかったことにより、艦長のビル・パクストンとは感情的なしこりを残してしまう。パクストンはマコナヘイの長所は認めた上で、「任務のために友人や部下を迷わず犠牲に出来るか」と問う。それが出来なければ艦長にはなれない、と。
だがパクストンが戦場に散った時、マコナヘイの運命は大きく変わる。潜水艦という密室の中でギリギリまで追い詰められて行く精神状態。過酷な環境の下、かつての優しさは陰をひそめ、非情な面が次々と表に現れてくる。パクストンの問いかけに対する答えが徐々に体現し始めていくのだが、その姿は狂気を帯び、どこか淋しい。
(2001/2/18 VIDEO)

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辛さ
| 投稿日 |
: 2002/05/01 23:39 |
| 投稿者 |
: 久保田r |
| 参照先 |
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任務遂行の大変さだとか、軍人の大変さだとか、断固たる決意の大変さだとか、なんだかもう色々な辛さと大変さが詰まっている映画だと思いました。
ストーリーとしては、艦長を志願していたのになれなかった男、タイラー大尉が、敵の攻撃で母艦が沈んだことにより急遽指揮官の立場となり、敵艦である「U-571」に乗り込んで、様々な困難に立ち向かいながら艦長としての自覚に目覚めて行くという、ある種の成長ストーリーが基底に流れているようなのですが、艦長になるということは、時には冷徹非情な英断を下さねばならない時があるという教えが込められていて、軍人たるもの、艦長たるもの、人の上に立つからには迷いがあってはいけない、という厳しさが常に前提に置かれているストーリーであると思いました。
時には人間らしさを捨てねばならない。敵味方関係なく散る人命の重さと作戦の価値はイコールであるのか。その答えは誰にも分からない。そこに戦争の怖さがある。そう感じた映画でした。

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僕も面白く観ました
| 投稿日 |
: 2001/03/11 17:26 |
| 投稿者 |
: しお |
| 参照先 |
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おっしゃる通り、潜水艦ものはどれも面白いですね。
作る方もプレッシャーがかかると思いますけど、よくやりますよね。
ちなみに僕は『レッドオクトーバーを追え』と『サブダウン』が好きです。
マシュー・マコナヘイは坊主頭も似合っていい演技でした。
『評決のとき』や『コンタクト』とはまた違った味を出していたと思います。
ハーヴェイ・カイテルも抑えた演技でさすがでしたね。
この作品はちょっと前に出た DVD の宣伝が凄く活発で、
TSUTAYA に行く度に目にして思い出しています(^^;)。

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作品データ
| 投稿日 |
: 2001/03/09 22:33 |
| 投稿者 |
: Excalibur |
| 参照先 |
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製作:ディノ・デ・ラウレンティス/マーサ・デ・ラウレンティス
製作総指揮:ハル・リーバーマン
監督:ジョナサン・モストウ
脚本:サム・モンゴメリー/デイヴィッド・エイヤー/ジョナサン・モストウ
音楽:リチャード・マーヴィン
マシュー・マコナヘイ/ビル・パクストン/ハーヴェイ・カイテル
ジョン・ボン・ジョヴィ/デイビッド・キース/ジェイク・ウェバー
2000年

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