
「∀ガンダムU/月光蝶」
| 投稿日 |
: 2002/02/18 22:41 |
| 投稿者 |
: Excalibur |
| 参照先 |
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『∀ガンダム』総集編の後編。36話から50話を中心に構成。
いきなり前編のラストからは時間経過がおかれ、予備知識のない身としては自分の居場所を喪ったかのような戸惑いが先に立つ。ところが30分、一時間と経過していくにつれ自然と物語世界の中へ入りこんでいる自分を発見して驚く。相変らずキャラクターの配置はわかりづらく、物語の終曲が見えない手探り状態の中でも、十分に映像の快感に身を委ねることが出来る。
これ映画じゃん――このことに気付くまで随分と寄り道をしてしまった。やはりどこかで「TVの総集編だもんね」とバカにしていた部分があったのだろう。ファースト「ガンダム」の頃ならともかく、今更TVの再編集かよ、とね。
今までの「ガンダム」シリーズ全てを肯定し内包する<黒歴史>の謎が明らかになるあたりから、ターンAとターンX、兄弟マシーン同士の宿命の対決、そして<月光蝶>の発動・・・・・・この怒涛のクライマックスは、既にTVの枠を越えていた。その広がりが確実に大スクリーンに結実しているのがわかる。穿った見方かもしれないが、ここ数年の『エヴァンゲリオン』的なるものへの、富野監督なりの回答のように思えてならない。
ラスト、一見平和が訪れたように見える。キャラクターたちもそれなりの幸せを掴んだかのように描かれる。しかし、実は何も終わっていない。「ターンA」の物語はここから始まるのだ。この先にどのような物語が語られていくのか、いつの日かその答えを得たいものだ、と願う。
それにしても、全国で40館程度という小規模での公開。2本立てではなく日替りで上映するという「サイマル・ロードショー」方式のわかりにくさ。TVスポットもないお座成りな宣伝展開。
私は日曜の昼間に見ているが、映画館はガラガラで客層は2〜30代中心という状況。はたして「ガンダム」は今、時代に求められているのだろうか。

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作品データ
| 投稿日 |
: 2002/02/18 22:43 |
| 投稿者 |
: Excalibur |
| 参照先 |
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製作:吉井孝幸
企画:内田健二
原作:矢立 肇/富野由悠季
脚本:星山博之/高山治郎/高橋哲子/浅川美也/大河内一楼
音楽:菅野よう子
総監督:富野由悠季
(声)
朴 路美/高橋理恵子/村田秋乃/青羽 剛
稲田 徹/子安武人/夏樹リオ/ウガンダ・トラ/石丸博也
2002年

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