
「ぼくを探しに」 シェル・シルヴァスタイン
| 投稿日 |
: 2000/11/08 02:55 |
| 投稿者 |
: 久保田r |
| 参照先 |
: |
シルヴァスタイン作/倉橋由美子訳
この本は、アーティスト氷室京介のアルバム「MISSING PIECE」を介して知りました。アルバムタイトル曲である「MISSING PIECE」の歌詞がこの絵本からインスパイアされたものだと、ある情報誌で読んだのであります。
「ぼくはかけらを探してる 野越え海越え ランランラン ロンロンロン ぼくのかけらを探してる」
実にシンプルな絵本です。真っ白な紙に黒の線で描かれた不完全な円がかけらを探して歩く。不完全な円は道中様々な出会いをしますが、それらは大人になった私に思い当たることばかりだったりします。ぴったりのかけらが見つかっても、そこでめでたしめでたしではないのです。ぴったりのかけらが見つかるまでの道中がぼくに教えてくれたこと。ぼくはぴったりのかけらが見つかったことでそれを思い知る。
ぴったりのかけらが見つかったならそれでいいじゃないか、という教科書的な教えではない何かがこの絵本には込められているような気が致します。
大人の読む絵本。そんな言葉がぴったりの絵本です。
最後に氷室京介のアルバム「MISSING PIECE」より「MISSING PIECE」の歌詞の引用を。
MISSING PIECE 地図さえも持たずに 永遠にさまよう
MISSING PIECE 君だけを探して 歩き続けてる (words:Goro Matui)

編集
- WEB PATIO -