
「宇宙戦艦ヤマト2199 オリジナル・サウンドトラック Part.2」

Re: 「宇宙戦艦ヤマト2199 オリジナル・サウンドトラック Part.2」
| 投稿日 |
: 2013/07/17(Wed) 16:11 |
| 投稿者 |
: 久保田r |
| 参照先 |
: |
「宇宙戦艦ヤマト2199」のオリジナル・サウンドトラック第2弾。収録は主に第3章〜第5章の第7話〜第18話の音楽。作品のストーリーで言うと太陽圏に別れを告げ、デスラー魚雷とガス生命体と戦い、アナライザーとガミラス機械化兵オルタとの触れ合いがあり、宇宙の墓場に迷い込み同じく迷い込んでいたガミラス艦と協力して脱出し、その際に交渉に訪れたガミラスのパイロットのメルダと山本玲の衝突があり、その影響で地球とガミラスの開戦の事実が明らかになり、次にガミラスの次元潜航艦と戦い、幻覚に惑わされそうになり、ドメル艦隊と戦い、艦内で反乱が起き、ビーメラ星で新発見をし、バラン星で1万を超えるガミラスの大軍の中を戦いながら通り過ぎる…というもの。
「サントラ Part.2」の構成の特徴は、前半が音楽、後半がコード・ブリッジ集という二段階構成になっていること。「ヤマト」はコード、ブリッジ、効果音までも音楽と密接して大きな魅力を持っているので10秒足らずのほんの短いコードでも収録してくれるのはファンとしては嬉しいところ。ただし、音楽をメインとして聞きたい場合には多少の物足りなさを感じるゆえこの辺りのバランスは難しいところ。1枚のアルバムとして聞くと後半のコード・ブリッジ集の割合が多過ぎるものの、恐らくこの後にも「Part.3」の発売があるであろうから、シリーズ全体で見るともしかするとちょうどいい量になるのかも知れない。
今回の聞き所は、旧作音楽の再現では(3)「艦隊集結」(20)「美しい大海を渡る」の2曲。新作では(2)「時計仕掛けの虜囚」と(14)「魔女はささやく」の2曲。テーマの展開では(12)「ガミラス次元潜航艇」と(23)「大志(若者よ大志を抱け)」の2曲。
旧作の(20)「美しい大海を渡る」は、旧作のイメージのままの優しく美しいメロディーが嬉しい。一方の(3)「艦隊集結」は、低音部に厚みが加えられ、より一層音に重厚感の増した響きとなっている。
新作の(2)「時計仕掛けの虜囚」と(14)「魔女はささやく」は、その回のためだけに作られたような音楽で、メロディーを聞くとストーリーを思い出すような印象的な曲となっている。特に(14)「魔女はささやく」は、(歌)と(呟き)といったテーマの展開があり世界感の表現に濃いものがある。
それぞれに聞き所がある中で、今回のサントラの中で私的に最も注目しているのが(4)「白色彗星(Disco)」。この曲は第11話の冒頭でドメル艦隊 vs ガトランティス戦のBGMとして流れたもの。この曲も旧作音楽の再現の一つとなるが、元々のオリジナルは『さらば宇宙戦艦ヤマト』の劇伴音楽であり、それをディスコ・サウンドにアレンジしたものが「不滅の宇宙戦艦ヤマト ニュー・ディスコ・アレンジ」(レビュー:http://chaos-i.com/review/soundtrack/patio.cgi?read=15&ukey=0)に収録されており、それをさらに新録音したものが今回のこの曲ということになる。彬良氏と「白色彗星」には『さらば』の頃から関わりがあるため、今回、劇伴ではなくディスコ・アレンジを再現したという点に於いて何やら胸中を深読みしたくなるようなそんないわくつき(?)の一曲となっている。
新作で注目している曲が(6)「ニュース映画のテーマ」。これは、同じく第11話で島大介がスクリーンで見ていたニュース映画のBGM。劇中で使用する映像のBGMでありながらきちんと作り込まれた楽曲となっている。ヤマトのためのBGMではないが、時代的表現を感じる曲として注目。

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