
「交響組曲 サイボーグ009」
| 投稿日 |
: 2002/02/24 18:12 |
| 投稿者 |
: Excalibur |
| 参照先 |
: |
すぎやまこういちが劇場版『科学忍者隊ガッチャマン』に続いての登板。
正副両主題歌のアレンジ曲が1曲ずつあるためか、トータルイメージでバラつきが感じられるのはちょっと残念。平尾昌晃が手掛けた主題歌は好きだが、もし主題歌アレンジがなかったら、あるいは主題歌もすぎやま自身が手掛けていたならもう少し違った印象だったかも知れない。『伝説巨神イデオン』の例を見る限り。
前番組である『宇宙海賊キャプテンハーロック』と違って1話ではあまり音楽の印象が強くない。改めて見直してみると音楽の使い方に難があるように思えることも一因だが、やはり凝りすぎてTVシリーズの枠に収まりきらない出来の良さが災いしているとしか思えない。30分のTVシリーズとシンフォニーは、相性も良くないのかも知れない。
私もむしろレコードを聴きこんでこの音楽が気に入ったクチなのだが、そうなると今度はどうしてこれだけの曲を活かした画面作りをしてくれなかったんだという恨みが残る。少なくても作曲家の方が作品のスケールをはるかに大きくとらえているのは間違いないだろう。原作の<エッダ編>をモチーフにした<宇宙樹編>、番組はここからスタートしているが、TV版では神々をごくごく単純にサイボーグというレベルに置換えている。原作でいうならば<ミュートス・サイボーグ編>に近しい印象だ。ところが音楽イメージは、むしろ原作の<天使編>や<神々との戦い編>のようなスケール感を内包している。そのズレが番組のBGMとしての違和感をもたらしているのだろう。『ガッチャマン』同様に独立した音楽としては素晴らしいが、劇伴音楽としては失格。この、音楽のスケール(作曲家自身のスケールも)と作品そのもののスケールが見事に融合するには、次なる『イデオン』を待たねばならなかった。

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データ
| 投稿日 |
: 2002/02/24 18:13 |
| 投稿者 |
: Excalibur |
| 参照先 |
: |
1.プロローグ―宿命
神々との対話
2.予感
迫りくる戦いの日
3.集合
九人のサイボーグ戦士
4.出撃
生と死の時間
5.暗闘
”新黒い幽霊(ネオ・ブラックゴースト)”の侵攻
6.悲哀
闘いの終り
7.平和
つかの間の夢
8.エピローグ―未来
明日への旅立ち
作曲・編曲/すぎやまこういち
指揮/熊谷 弘
演奏/コロムビア・シンフォニック・オーケストラ

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